Aloha Aina の歴史 ジョセフ ナヴァヒ

ジョセフ カホオルヒ ナヴァヒ

Iosepa Kahoʻoluhi Nāwahīokalaniʻōpuʻu

(Ke Aloha Aina, May 25, 1895, 7).

それは人間として生まれたものの 唯一の役目であると ハワイの人々は言います。

大地 と 自然資源は 人間が所有する為にあるのではなく、大地が後世まで豊かである様に、人が手をかけ 大切にする事こそが人間としてのあるべき姿だと言います。

水が、海が、山が 7世代後まで持続する社会は ハワイ王国のモットーでもありました。

大地との共存関係を 生活の軸として生きてきた ハワイの人々の国へやって来た西洋人たちは この資源を奪いお金儲けをする為に 100年余の介入の末 ハワイ全島を武力と殺人により ハワイの人々から奪い取りました。

1993年 リリウオカラニ女王は 目の前で 側近たちが クーデターを起こしたアメリカ海兵隊の手で 次々と 殺害されるのを 止める為に女王の座を一時退く事を決意します。

ジョセフ ナヴァヒはカラパナで生まれ、西洋の教育を受けた後 教員、新聞記者、弁護士などを経て ハワイの政治の中心に立ちました。

その頃 ハワイ王国は 砂糖貿易の為入植してきた西洋人が幅を効かせる様になっていました。ナヴァヒは王国の独立性とハワイの人々の人権を守る為 新しい憲法の改正を行います。

1893年 この憲法が成立した3日後、砂糖貿易をするビジネスマン達の企てで アメリカ軍が武力でパレスを占拠しました。

その後アメリカ人達の勝手な取り決めで 王国は ハワイ共和国となり、政治はドール(バナナのドール)をはじめとする アメリカのビジネスマン達に奪われます。ナヴァヒは Hui Aloha ʻĀina (ハワイアン愛国リーグ)の代表に選ばれ、ハワイのアメリカ合併を拒否する為に 新聞を発行し、彼が呼びかけた Kue 合併拒否の署名には ハワイ全島のハワイアンほぼ全員が署名をしたと言われています。

ハワイ共和国はナヴァヒを危険人物として投獄。1896年釈放後直ぐに 肺炎で亡くなりました。

“ka ume Mageneti iloko o ka puuwai o ka Lahui, e kaohi ana i ka noho Kuokoa Lanakila ana o kona one hanau ponoi… ina i hookokoke ia na kui hao Mageneti i kahi hookahi, alaila, he mea maopopo loa me ke kanalua ole o ka manao ua ume like no lakou a pau loa kekahi i kekahi…He holoholona ke kanaka ke nele oia i keia ano he Aloha Aina (Ke Aloha Aina, May 25, 1895, 7).

Aloha ʻĀina is the magnetic pull within the hearts of the Lāhui that maintains the independence over their true birth sands . . . if the iron points of these magnets are all brought to one place, then it is clearly known without any doubt that they are all drawn completely together… a kanaka is but a savage if they are without this kind of Aloha ʻĀina.

Kahoʻokahi Kanuha

繰り返される 環境破壊と開発は 果てし無く続き、126年経った今も、ハワイの人々はハワイ文化に誇りを持ち その文化の基盤となる大切な大地と環境そして人間の尊厳のため 強く立ち続けています。教育者 カホオカヒ カヌハはジョセフ ナヴァヒの意思を引き継ぎ ラーフイのアラカイ(リーダー)として 今日もプウフルフルで 磁石の様に人々の心を引き寄せ 後からくるもの達を導いています。

ジョセフ ナヴァヒが言った 磁石

実はマウナケアは鉄の塊です。

(Maxさんの受け売りでは無いですが)

4年前、バラバラだったハワイの人達の心が マウナケアで一つになったのは この山の神聖な磁力の力だった様に思います。

文:Koko Momi Kawauchi Johnson