マウナケア アクセスロードは誰のもの?

議論となっているのは、

キアイ(保護派)達が集まり 伝統儀式を繰り返す マウナケア アクセスロードは誰のもの?

ハワイ諸島は 1893年 クーデターでの違法占拠が 現在も続いている。(1) 打倒後 居座ったアメリカの企業家たちにより、国際法と自国の憲法を無視しハワイ王国をハワイ共和国へと変えてしまった。(2) その時奪い取った ハワイ王国の大地の一部は ハワイアン ホームランズという 信託財産をハワイ王国の代わりに行う機関を設け管理。(3)

マウナケア アクセスロードを含む 周辺の土地は ハワイアン ホームランズの管理下にある。(4) 


法的に ハワイアン ホームランズ所有の土地は ネイティブハワイアンの管轄下にあり、州政府が主張する ハワイ州道路公団もしくは ハワイ郡の道路管理係の管轄には相当しない。(5) 

この道路は過去の天文台建設の際、ハワイアン ホームランズから 借り受けた土地を ハワイ大学が許可なしに作ってしまった道路で、現ハワイ大学はこれまでの間 道路を無許可のまま 賃貸料も払わずに使用して来た。(6)

この様に数々の法律を犯す行為を繰り返した上に マウナケアの頂上付近に天文台が立っている。

ハワイアン ホームランズは、トラスティー(ネイティブハワイアンの受託者達の独占的な結合体)から、ネイティブハワイアンが その独自の価値観や伝統の文化を継承することを目的とし、それを自決して統治する規律を委任された機関であり、コミッショナーはそれらの法的な規律を守る義務を要する。(7) 土地の使用権、使用方法、利益分配は 受託者の投票によって取り決める。(8)

極論 マウナケア アクセスロードは、ハワイの伝統文化を継承者 受託者を含む キアイたちの管轄下にあり、彼らは法律に従い 全てをポノに執り行っているのだ。


それについて OHAのエドワード ハレアロハ アヤウ氏がビデオで語っている。

*OHA (Office of Hawaiian Affairs は 70年代に起こった 第一次 ハワイアン ルネッサンス ムーブメントに伴い巻き起こった「ハワイ独立運動」を機に ハワイ州の一機関として、ハワイアン ホームランズの規律を実行し ネイティブハワイアンの独自教育や生活の向上を目的として 1978に設立された。

さて、以上の現実を踏まえて 状況を見る時、ハワイ州が不都合から法律を無視し、ネイティブハワイアンを問題化し、キアイたちを排除の目的で「敵」として犯罪者にでっち上げ 逮捕する行為は、皮肉にも彼ら自らが封印して来た違法行為を次々と明るみに出す結果となっています。。。

(紋別で日本政府の許可を得ず 儀式用の鮭を取ったエカシ 畠山さんが 警察に捕まえて欲しかったと言っていた事を思い出します。そうする事で政府が法を守っていない事実が明るみに出る機会が増えるからです。https://r.nikkei.com/article/DGXMZO49276810R00C19A9000000?s=4)

メディアが キアイ達を「反対派」と呼ぶ事は、このような州政府の違法行為を助長しているに過ぎません。ニュースメディアが植民地主義、資本主義のシステムの中で成り立っているという事実がある故に、報道陣が、プロパガンダの無い本当の報道というものを行うことが難しい現状です。
(皆さん あなたが本当にハワイを愛してその文化を理解するなら 「反対派」と呼ばないでください。「保護派」と呼んで下さい。)

夢から叩き起こされ、この様な現実を目にした私達は、常に自分の目で見て、自分の努力で探求し、自分の意思で物事を判断する事が必要とされるのでは無いでしょうか?

それが人類の覚醒のプロセスで有り、スピリチュアリズムの登竜門である事は確かなようです。

今 マウナケアでおきている事は、世界の雛形で有り このプロセスを理解していく事で 私達の意識の書き換え、そして資本主義のプロパガンダによる 誤った思い込みからの「解除」が行われます。それは人類の解放のプロセスであり 数千年に渡る 支配的社会の終わりを示しています。
(皆さんは 「美しき緑の星」を見ましたか?これはあの物語の「切断」に当たります)

その鍵を握っているのが、ムー大陸の記憶を残す 世界の聖山 マウナケアなのです。

私達の待っていた救世主は私達自身で有り、私達の待っていた時が 今ここにある事をマウナケアは見せてくれているのです。

Malama Pono


文、写真 Koko Momi Kawauchi Johnson

Lahui Mauna Kea Japan

Aloha Aina ハワイ文化に基づいた教育を通し 大地との健全な関係性と意識を広めていく 非暴力環境保護 ムーブメント

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